スキルとしての JIRA

今回は私の希望の一つというか、こういう風にしていきたいと思っていることを書きます。(自社製品の宣伝みたいなものなのであしからず、、、)

ソフトウェア開発やプロジェクトで使用する課題管理システムの一つに JIRA という製品があります。私は、「JIRA をマスターしていると食いっぱぐれがない」という状況を目指したいと思っています。目指すというか、普及活動の結果、そのようになればいいなと。

課題管理はどんなソフトウェア開発やプロジェクトにおいても必須ですし、開発全体の生産性に関わるとても重要なポイントですから、そのスペシャリストが一つの仕事として成り立つようになればいいなと考えています。

LinkedIn で検索

LinkedIn の Job Search でキーワードに JIRA と入力して、国を米国に指定し検索すると、下記のとおり208件の結果が表示されます。一つ一つみていくと、必要なスキルや経験のところに JIRA と入っていたりします。

米国では JIRA がかなり標準的に使われていること、そしてスキルとして認められていることが分かります。米国の他、英国やカナダ等で検索してもかなりの数が出てきます。

ちなみに他の課題管理システムで検索してみると Trac 27 件、Redmine 12 件、Bugzilla 54 件となっています。その他の開発ツールでは、Jenkins 84 件、Github 123 件、Subversion 393 件。プロプライエタリ系では、Team Foundation Server が 137 件でてきます。

日本では

一方、国を日本に指定し JIRA で検索すると、結果は0件です。

日本では LinkedIn のユーザー数が少ない、LinkedIn による求人がまだ一般的ではないということももちろんあります。ですが、この結果が米国のようにたくさん出てくるようにしたいと思っています。

自社製品のユーザーが製品に満足して、それをスキルとして獲得し、さらにその後仕事をしていく上でもそのスキルが役に立つようになれば、私としてはとてもうれしいからです。(ちなみに弊社 Atlassian では、今年の2月から JIRA 管理者の認定資格プログラムを開始しています。)

スキルタグ

先日サービスが始まったエンジニア向けソーシャルサービス Forkwell も LinkedIn と同様に今後、エンジニアの転職に使用されていくようになる可能性があります。

すでにスキルタグとして JIRA がありますので、JIRA マスターの方はタグとして追加してみてはいかがでしょうか?