仕事にEメールは必要か?そして課題管理との共通点(1)
最近、サイボウズさんが No-Email ワークスタイルという興味深いキャンペーンを始めました。それをきっかけに、メールについていくつか考えてみました。
Eメールによる情報共有?
私の以前の職場では本当にメールが多かったです。チームやプロジェクト単位で作っているメーリングリスト(ML)に登録しているので、関係のあるような、無いようなメールが「一応」送られてくるのです。メーリングリスト以外でも「関係があるかもしれない」「後で必要になるかもしれない」という理由で、cc に自分のアドレスが一応入ってたりします。また逆に自分から送るときもそのようにしてました。
Eメールとウィキを比較
いまの会社に入ったときに結構衝撃だったのはメールがやたらに少なかったこと。一日数通という感じです。特に休みの日などは本当にメールがゼロだったりしました。それを思い出しました。
うちは社内ウィキが完全に定着している(自社で製品を作っているので当たり前ですが)ので、ほとんどの情報はウィキに書き込まれています。メールは「このページ作ったからここ見て」と一行ぐらいの内容で送られてくるぐらいです。
最初のころ、長めのメールを送ったら、それをもとにウィキのページを作られてそこへ誘導されたことが何度かありました。それを2、3回繰り返すと自然とウィキに書き込むようになります。
ただし、それでもだんだんとメールは増えてきます。自分の作ったページや、気になるページを「ウォッチ」して更新情報をメールで受け取るようになるからです。
そうなってくると、MLやCCで送られてくるメールと同じような感じになってきます。しかし、それとウィキとの違いは「情報を受け取るか自分で選択できること」(注1)にあります。自分で受け取らないことを選べるのです。(もう一つ違いがあるとすれば、ウィキの更新情報はメールのサブジェクトに追加する文字を設定できるので、メーラー側でのフィルタリングが比較的、楽です。MLならまだしも、CCのメールはなかなかフィルタリングが容易ではないです。)
注1)当社のウィキ(Confluence)では、ページの作成者などが他人をウォッチャーとして追加することができるので、必ずしも受け手が自分で選択できるわけではありませんが。