なぜアトラシアンを好きなのか?その3 #augj
このエントリは Atlassian Advent Calendar 2012 #augj の 18 日目のエントリです。 前日は @yut148 さんの「Confluence4.3でGoogleカレンダーを組み込む #augj」です。明日は、、、書きたい方がいらっしゃったら立候補してください!いなければまた私かな?
前々回、「なぜアトラシアンを好きなのか?」という記事をエントリしました。「自分たちの製品やサービスをきっちり自分たちで使っているという点」が好きだと書きました。
そして前回、「なぜアトラシアンを好きなのか?その2」という記事をエントリしました。「オープンな文化とドキュメント化の文化、そしてそれをオンラインで実現する仕組みがあるという点」が好きだと書きました。
アトラシアンを好きな理由を (たぶん) もう一つだけ書かせてください。簡単に。
それは、アジャイルな開発、アジャイルな経営がエキサイティングであるということです。
アジャイルな開発、アジャイルな経営
アトラシアン製品のリリースサイクルはとても早いです。製品によりますが、3ヶ月程度で新しいバージョンがリリースされます。新しい機能を使ったり、ユーザーに紹介できるのはとても楽しいです。そのスピードにすっかり慣れてしまったので、たとえば1年間、ずっと製品の機能が変わらないままだったら、飽きてしまうかもなぁ。(なお、少し古いですが、リリースサイクルの詳細は Developers Summit 2010 Preso でご覧頂けます。)
そして機能が追加される上で重要なことは、それが新しいだけでなく、製品(ツール)が便利になるという点です。アトラシアンではバグ報告や機能リクエストなどを受け付ける課題管理システムを公開しており、またそれ以外にもユーザーの要望をくみ取る仕組みが充実しているので、ベンダーの自分勝手な機能追加がほとんどないのです。(顧客からのフィードバックについては「アジャイルとイノベーション」アジャイル編 – Atlassian における顧客フィードバックが参考になるかも)
便利な機能を一度使い始めて、2,3日経つと、もう以前のバージョンには戻りたくない気持ちになっていることに気付きます。
経営についても、とても動きが速いです。たとえば、DVCS (分散バージョン管理システム) に対する取り組み。DVCS が今後、ソフトウェア開発において超重要になると考え、DVCS コードホスティング Bitbucket を買収して自社製品化。続いてエンタープライズ向けに特化した Git ツールが必要と考え、Stash というGitリポジトリ管理ツールを開発。これは Bitbucket を作り直すのではなく、エンタープライズ向けのスケーラビリティやセキュリティなどを考え、一から開発した製品。
走りだすと速いです。エース級メンバーを開発チームに集め、製品企画段階からローンチまであっという間でした。