AgileTourOsaka 2010 に参加してきた〜

さて、10/30 (土) にAgileTourOsaka 2010に参加してきました。このイベントの存在に気づいていなかったんだけど、@kawagutiさんから教えてもらい、日程を聞いたらちょうど愛知出張の翌日だったので、うまいこと参加することができました。

とても有意義で楽しかったです。OrganizerのXPJUG細谷さん、@tetsu_mさん、それから皆さんお疲れ様でした!ありがとうございました。

参加目的

課題管理の現状についていろいろと調べていたところ、9月の頭に「チケット駆動開発」という言葉を知りました(「チケット駆動開発」について分かったことと、日本の開発現場での課題)。そして最近それをテーマにした本を@akipiiさんが共著で出版されました。AgileTourOsakaには@akipiiさんのセッションがあったことが、今回のイベントに参加した理由の一つでした。一度お話ししたかったので今回は直接お会いすることができてとてもよかったです。

このイベントは100人の参加枠で、私が申し込んだのは90番目ぐらいだったので結構ぎりぎり。LT(ライトニングトーク)の枠もあったけれど、先着4名とか書いてありました。もうとっくに埋まってるだろうなと思いつつも、一応申し込んだところ、まさかのLT枠ゲット!関西の人って、どちらかというと目立ちたがり屋の人が多いと思っていたんだけれど、アジャイル界隈は例外??

なお、このAgileTourというイベントは世界各地で開催されており、日本ではこのOsakaが初めての開催。参加者の割合は、8〜9割ぐらいが関西の方、あとは名古屋の方がちらほらという感じでした。東京は私を含め数名という感じ。なので、ほとんどの方が初対面でした。関西の方々を中心に新たな交流ができてよかったです。

セッション

  • 基調講演:大御所、テクノロジックアート長瀬さん
  • セッション1:チケット駆動開発の本を出版した@akipiiさん
  • セッション2:なんとか王子?@sandayuuさん
  • セッション3:四国から来阪@kkdさん
  • ライトニングトークス:@smorisaki先生をトリにおしやり、私はラス2でしゃべりました

内容は誰かがレポートすると思うので、そちらを参照のことw "#agileto2010" で検索してみてください。

  • 懇親会:半分ぐらいの方が参加したと思われる懇親会。途中、@akipiiさんが司会で、王子と私と小枝さんと中村さん(途中から)でミニセッションも。ツールの使用がテーマ。

ツール

私的にはいつもの調子で、「ツールを使ったほうがいいところはツールを使いましょう」「文化を変えよう(日本のソフトウェア開発の悪しき文化を変える)」というメッセージでLT。ツールベンダーの私が言うとちょっとイヤラシイ感じもするのだが、そういう立場ではなくても、そう思うのだ。

日本人の意思決定に占める、合理的な理由の割合は、欧米人に比べて低いと思う。ツールを使えば自動化できて、手間もかからず、ミスも減るはず、なのに、何かよくわからない政治的な理由、あるいは単に手間がかかるからとか、でツールを使わない。そして、人件費を無料だと思っている人たちが相当数いるので、ツールにお金をかけずに、今いるメンバーの手作業で仕事をすることによりコストを抑えられたと思っていることがよくある。コンピューターができるところは極力コンピューターにやらせて、人間の頭でないとできない仕事に我々人間は集中すべきなのだ!

もちろん、何がなんでもツールを使えば改善できるわけではなく、適切なものを選び、適切なコストをかけて、よく考えることが肝要だ。

次は

「課題を管理するときは課題管理システムを使おう!」のつぎのゴールは「課題管理を顧客と共有しよう!」だなぁ。と思った。これは自社プロダクトを持つ企業だけではなく、受託開発を行う企業においても適用できることだと考えている。@ryuzeeさんのスライド(tracを顧客に公開する意義)が参考になる。

Redmineの本もらった

懇親会では、9月のXP祭りXP祭りに参加してきた〜)と同様にいきなりジャンケン二連勝。「Redmineによるタスクマネジメント実践技法」をゲット!@akipiiさんからサインももらいました。ん?私は「JIRAの人」なんだけれど、Redmineの本?ま、いっかw

分散バージョン管理

分散バージョン管理Mercurialを使ったコードホスティングサービスBitbucketの宣伝を、LTの中で20秒ぐらいさせてもらいました。5ユーザーまでは無料で、PublicにもPrivateにもレポジトリ数、容量無制限で、コードを置いて管理できます。まだまだ知名度が低いのですが、便利なサービスだと思いますので、機会がありましたらぜひお試しを!